僕の前に道はない。

なまけてたっていいじゃない。

ただの戯言である。

【感想】映画『君の膵臓をたべたい』※ネタバレあり

 

先日こんな記事を上げまして。

 

tsunesen.hatenablog.jp

 

 

上の記事を書いたのは5月くらいだったんですけどね。

作品は結構楽しめたんですよ。

でね。

映画も見てきたんですよ。

なのでその感想を書いておこうと思ったわけですよ。

 

 

 

小説のほうが断然良かった

 

もちろん個人的な感想です。

基本的に映像は文学を超えられない、というのは百も承知なんです。

しかも映画となると2時間で収めないといけない。

展開も無理が生じてくる。

説明が足りない部分が出てくる。

 

わかってるんですけど、やっぱり小説の方が良かった。

 

文庫で原作を読んだときに、泣きはしなかったけど「いい作品だったなあ」といった印象でした。

けどねー映画はねー・・・。

ちょっと期待しすぎてたかもしれません。

Yahoo!映画でもそこそこに評価高そうだったし。

 

うーーん。

 

 

よかったところ

 

小栗旬。良かった!

 

あとキャスティング。 

登場人物みんなイメージどおりで良かったです。

勿論役者さんもイメージに合うように寄せて演じてると思いますが。

演出家さん、メイクさん、衣装さん等の力もあってこそでしょうが。

学生時代の志賀くん(北村匠海)の私服がいい感じにダサくて垢抜けない雰囲気が素晴らしかった。

 

 

ここはどうか

 

主題歌。Mr.Children「himawari」。

最近のミスチルはどうもしっくりこない。

ぶわっとしたエネルギーを感じられない。

 

若手俳優陣。

といっても高校生役のみんな。

悪いとまでは言わないけど、今一歩だねー。

お芝居発展途上かと。

ガム噛んでいる子は良かった。

 

 

あと恭子ちゃん(大友花恋)。可愛かった!

 

ロケーションきれいだったねー。

カメラワークもいい感じでした。

しかし!

しかし!

やっぱり展開に無理のある感じ!急になっちゃう感じ!

惜しかった。残念だった。

 

 

やっぱり原作推し

 

映画を見た人はあれなんだけど、原作では「え。事故で死んじゃうの?!」って感じでびっくりします。

映画見た人がこれから読んでもびっくりしないけど、初めての人はびっくりするんです。

そして。

作品の肝になってくるのが「名前」をどう呼ぶかってところです。

この辺を映画ではどう表現するんだろうなーってのも見どころの一つだったんですが、なるほどな、と。このへんをしっかり映像作品仕様に落とし込んでいたのはさすがだったと思います。

 

主人公の志賀くんがさくらの名前を頑なに呼ばない理由。

これは映画と原作とでちょっとニュアンスが変わってたと思いますんで、ぜひ原作を読んでみてください。

あと志賀くんの周囲の人が志賀くんをどう呼んでくるのかってのも原作の見どころ。

面白い手法で描かれています。

 

さくらの残した「遺書」も扱われ方がちょっと原作と違いますね。

ぜひ読んでみてください。

 

 

さくらの信条がよかった

 

「偶然じゃなく、自分の意志で二人は出会ったんだよ」というようなことを言っていました。

「自分で選択をしていって、必然で出会った」のだと。

こういうさくらの考え方は素敵だなと思いました。

原作ではもうちょっと小難しい書き方だったと思いますが、映画ではもっとシンプルに伝えてくれました。

かっこいい考え方です。

 

 

「君の膵臓をたべたい」の意味

 

これも原作と映画で若干ニュアンスが違ったと思います。

原作未読ならぜひ読んでみてください。

 

 

思ったより恋愛映画だった気が

 

原作を読んだときは恋愛とはちょっと違う関係性なのかなって感想だったんですけど。

愛よりももっと高いレベルで相手を想っているというような感じで予告も流れてたと思うのですが、「え。ああ、恋愛の上位互換みたいな感じだったのか」と驚いた記憶があります。

好きだとか、愛してるとか、そういう愛の告白はしません。

キスもしません。

なのでわかりにくいんですよね。

そのへんを想像で読み手に委ねるのも原作版の良かったところです。

 

 

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ってことで、『君の膵臓をたべたい』は映画も悪くはないけど小説のほうが1000倍良かったよ!という話でした。

夏休みの読書に、または秋の夜長のお供にぜひ読んでみてください。

 

 

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)